本体メモリのバックアップとNokia PC Suite(ノキア)
前記事「Nokia 5730 XpressMusic」に続いて、今回から使用環境を整えてゆきたいと思います。

「Nokia 5730 XpressMusic」を「Symbian OS version 9.3」を搭載した「S60 3rd Edition Feature Pack 2」になりますので、基本的な部分は他の「S60」モデルと同じです。
ですから、この内容は「Nokia 5730 XpressMusic」以外の「S60」でも役立つと思いますし、「S40」でも共通する部分があります。

まずは、弄る前に本体メモリーのバックアップを取りましょう。

「MENU」->「Apps.」->「Organiser」->「File mgr.」を起動し、

ファイルマネージャー

「Options」->「Back up phone memory」を実行します。

本体メモリのバックアップ

バックアップファイルは、外部メモリ(micro SD)の「Backup」フォルダ内に保存されますのでPCにコピーして大切に保管しておきましょう。

なお、「Nokia PC Suite」のファイルマネージャーからは、この「Backup」フォルダは見えませんので、カードリーダーを使うか、USBケーブルでPCに接続し、マスストレージとして認識させ、PCにドライブとして表示させると良いですね。

このバックアップファイルは、基本的に使うことはないと思いますが、やむを得ずに「ハードリセット」を行う場合に役立ちますよ。
「ハードリセット」の方法は、付属の説明書にも書かれていませんので、基本的にやるべき操作ではないと思いますが、起動、動作不良などやむを得ない事情で行うこともあると思います。

また「ハードリセット」を行うと、出荷時の状態に戻るのではなく、一部、プリインストールされたアプリが失われる場合もありますので、このバックアップが役立ちます。

また、アプリなどをインストールして環境の整えた状態でのバックアップでは、リストアした時に問題がでるケースもありますので、弄る前のタイミングが一番です。

リストアする場合は、バックアップファイルを外部メモリの「Backup」フォルダに戻した上で、「File mgr.」を起動し、「Options」->「Restore from mem.card」を実行します。


続いて「Nokia PC Suite」をインストールしましょう。

PC Suiteのアイコン

「Nokia PC Suite」は、PC上から携帯電話を管理できる便利なツールで、アドレス帳の編集や、画像、動画の保存、音楽ファイルの管理、Outlookとの同期など様々な機能を備えています。

また「S60」だけでなく「S40」にも対応してますので、ノキア製の携帯電話をお持ちならインストールする価値があるでしょう。

Nokia PC Suiteのダウンロード

用意されているのは、Windows XP、Vista版のみで、残念ながらMac版はありません。

私は、英語版のVer.7.1.30.9をインストールしてみました。


まずは、携帯電話とPCを付属のUSBケーブルで接続します。
Bluetoothで接続する事も可能ですが、USBケーブルを使ったほうがバッテリー切れなどのトラブルを避けられるでしょう。

携帯電話に次のような画面が表示されたら「PC Suite」を選択して「OK」ボタンを押します。

接続の確認画面

「PC Suite」を起動すると様々な機能のアイコンが並んだ画面が表示されます。

Nokia PC Suiteの画面

では、各機能を簡単に説明書して行きましょう。

まずは「Backup」。

バックアップ機能

単なるバックアップツールではなく、細かい設定が可能です。

バックアップの条件設定

外部メモリのバックアップも取れますので、出荷時にインストールされたデータのバックアップに使えますね。

ただし、リストアは試していないので、どこまで機能するのかは不明。

「Synchronise」は、「Microsoft Outlook」とのデータ同期をサポートします。

Outlookとの同期

予定表、アドレス帳、メモ帳、メール、RSSフィード、ファイルの同期が可能です。

携帯電話をモデムとして使う場合も「Connect to the Internet」を使えば簡単。

モデム

1クリックで、モデムになりますよ。

「Contacts」では、携帯電話のアドレス帳を管理できます
携帯電話で入力するよりも、PCで入力した方が速いですし、結構便利です。

アドレス帳の編集

PC上ですから勿論、日本語も入力できますし、携帯電話にフォントに日本語が含まれるモデルでは、携帯電話本体側でも表示ができますよ。

アドレス帳のエクスポート機能もあり、手軽なアドレス帳のバックアップとして利用することも可能です。

SMSの管理は「Message」で行います。

SMSの管理

携帯電話上のSMSを参照したり、SMSを作成して送信する事も可能です。
PC上なら日本語の入力もできますので、日本語のSMSを送信する事もできますね。

カレンダーの管理は「Calender」で行えますが、「Outlook」ユーザーならば、「Outlook」で管理して「Synchronise」で同期したほうが便利かもしれません。

カレンダーの管理

「File Manager」は、携帯電話の本体メモリ、外部メモリ上のファイル操作を行うためのツールですが、制限が掛かっているファイルやフォルダは、表示されなかったり、操作が限定されたりします。

ファイル管理

カードリーダーを使えば、この制限を越えて外部メモリの操作が可能ですが、思わぬトラブルも招きかねませんので自己責任で。

携帯電話をデジカメとして活用している方には「Store images」機能は便利ですよ。

画像、動画の保存

この機能を使えば、撮影した写真や動画ファイルをPC上に分類して保存することができます。
よくデジカメに付属する管理ツールのミニ版と言ったところでしょうか。

「Transfer Videos」は、動画ファイルの管理ツールです。

動画ファイルの管理

PC、携帯電話、双方の動画を検索し、双方向に動画をコピーすることができます。
携帯電話で動画を見る場合は、予めこの機能を利用して携帯電話に動画を転送しておくと良いでしょう。

アプリケーションのインストールやアンインストールは「Install Applications」で行います。

アプリケーションの管理

Symbian用のアプリケーションの他、Javaアプリのインストール、アンインストールが可能です。

「Explore Music」は、音楽ファイルの管理ツールですが、この機能を利用するには、「Nokia Music」というアプリを別途インストールする必要があります。

MP3の管理

「Nokia Music」は、初めて「Explore Music」を起動した時にインストールでき、インストールするとデスクトップにアイコンが追加されるのでこちらから起動してもOKですよ。

Nokia Music アイコン

このアプリでは、PC上のMP3ファイルを携帯電話に転送したり、直接CDから音楽ファイルを作成して携帯電話に転送することが可能です。

あまり使うことはないでしょうが「Software Updater」という携帯電話本体のファームウェアを更新する機能もあります。

ファームウェアのアップデート

この機能も「Nokia Software Updater」というアプリを別途インストールする必要がありますので、新しいファームウェアが出た時に使えばよいでしょう。

Software Updaterのアイコン

ファームウェアの更新は、携帯電話本体の操作でもできますが、こちらを利用したほうが予期せぬトラブルを避けられると思います。


以上、「PC Suite」の機能を簡単に説明しましたが、次回は本格的に環境を構築して行きたいと思います。



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Nokia 5730 XpressMusic 2009/10/2

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