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万年筆について

皆さん、万年筆はお使いでしょうか?

万年筆の歴史は、イギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュが、ペン軸にインクを貯蔵するペンを発明したことに始まりますが、現在の万年筆は、筆記具メーカー「ウォーターマン社」の設立者でもあるアメリカの保険外交員ルイス・エドソン・ウォーターマンが、1883年に発明した毛細管現象を利用した万年筆がベースになっています。

かつては筆記具の王様であった万年筆の黄金時代は、1920年から1950年頃で、1970年代になると徐々にボールペンにその地位を奪われ、現在は時代遅れな筆記具になってしまいました。

万年筆は、ペンを持つ向きも決まっていますし、筆記可能な角度が比較的シビアで、多少の慣れが必要です。使う紙との相性もシビアで、滲みやインクの裏向けの原因になります。
加えて、定期的な手入れが必要で、中のインクが乾燥して、万年筆を壊しかねません。
おまけに使われるインクは、乾きが遅く、水や光に弱いものが多いので、長期保存に向いているとも言えません。インク漏れなどのトラブルが起こる事もあります。

それに対してボールペンは、ペンを持つ向きは自由で、筆記角度も柔軟です。
インクの乾きも速く、擦れや滲みもほとんど起こりませんし、紙も殆ど選ばす、カーボン複写用紙の筆記にも向いてます。
インク漏れなどのトラブルも無く、特別なお手入れも必要ありません。

明らかに筆記具としてはボールペンの方が優れているのですが、それでも不思議な魅力があり、未だにファンが多いのが「万年筆」なのです。


 
万年筆の基礎知識中国の万年筆について

万年筆の魅力

万年筆を使う利点として、よく、長時間、文字を書いても疲れない事があげられます。
確かに、万年筆は、筆圧を必要とせず、長時間、筆記するのに向いているとは思いますが、長時間、紙に字を書くという行為自体減っている現在では、作家さんなど特別な職業の方を除いては、あまり意味の無いメリットです。

では、万年筆の魅力はどこにあるのでしょうか?

万年筆にインクを吸入する行為は、神聖にも感じられますし、万年筆の洗浄だって、万年筆が特別な「道具」であることを感じさせる瞬間なのです。
紙との相性がシビアですから、ノートやメモに拘る事もできます。インクも然り。

万年筆が1本手元にあるだけで、色々とやる事が増えるのです。
しかし、「モノにこだわる」という行為は、決して、面倒な事ではなく、文具店を回って、目的のノートや便箋、インクを探す事も楽しい時間なのです。