1枚で香港と中国(本土)の番号が持てるSIMカード
デュアルナンバーSIMカード「如意 中港通」の解説。
1枚で香港、中国、2つの電話番号が持てるSIMカード「如意 中港通」
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デュアルナンバーSIMカード「如意 中港通」の解説。
香港と中国(本土)の広東省は陸続きで、非常に地理的には近い関係にあるのですが、未だに、香港は中国から見れば外国扱いで、香港から中国(本土)、中国(本土)から香港へ移動する際は、入国手続が必要です。税関もあるんですよ。つまり香港と中国(本土)の取引は、未だに輸出入扱いです。
実は、通信の世界でも障害がありまして、香港から中国(本土)、中国(本土)から香港への通話は国際電話扱いです。つまり通話料が高い!また、携帯電話の香港と中国(本土)ではキャリアが異なります。つまり、香港のSIMカードを持つ人が中国(本土)へ行くと国際ローミング扱いで通話料が跳ね上がります。1国2制度の副産物というやつですね。
しかし、そのような状況に終止符を打つような商品が続々出てきています。広東省や香港には、香港と中国(本土)を往来するビジネスマンが多く、早くからこのようなビジネスマン向けのサービスが誕生しました。今回ご紹介するのもその1つです。
香港や広東省では、1枚のSIMカードに香港と中国(本土)の電話番号を書き込んだサービスが充実しています。このサービスのメリットは、香港、中国(本土)のどちらいても、どちらの番号に掛けてもローカル通話料だけで着信できること。また、発信の際は、香港にいる時は自動的に香港の番号から、中国(本土)にいる時は、中国(本土)の番号で発信する事になり、これまたローカル通話料が適応されます。一見、ローミングに見えて、2つ番号を持つ事でローミングにならない。通話料が節約できると言うのが最大のメリットなわけです。
ちょっと分かりにくいと思いますので具体的に説明します。例えば、今、香港いるとします。香港にいる時は自動的に香港の番号に切り替わっています。そして中国(本土)の番号に電話が掛かって来たとします。しかし、なんと香港にいながら着信できるんです。勿論、香港の番号に掛かってきても着信できます。一見、この仕組みは国際着信転送に見えますが、実際に掛かる通話料は香港ローカルの着信料だけです。とにかくどちらの番号に掛かってこようが、着信料は同じローカル料金。中国(本土)にいる場合も同様です。
しかも、2つ番号の切り替えの必要もなく、香港から中国(本土)に入ったり、中国(本土)から香港に入ると自動的に切り替ります。
ちょっと悲しいのは、香港にいる時に、中国(本土)へ電話する場合。これは国際電話扱いです。その逆もそうです。しかし、香港-中国(本土)の通話をお得にするサービスもありますから、工夫次第で節約は可能です。
ではそろそろ本題に!実は、広東省や香港では旅行者、出張者の方でも簡単に購入できるプリペイド式でかつ、香港、中国(本土)2つの番号が持てると言う商品出ています。何かお得ですよね。

ちょっと、説明に入る前に1点ご理解頂きたい注意点を上げておきます。それは、中国の携帯の電話番号には帰属地(発行地)という概念があると言うことです。例えば、北京発行のSIMカードを上海に持っていって通話すると、北京で通話する時よりも通話料が高くなります。これは、国内ローミングという概念ですが、普通はSIMカードの発行都市を出た際、発行地が所属する省を出た際といった具合に2段階に通話料が上がります。通話料上は自分のホームタウン発行のSIMカードが有利なわけです。
では、香港と中国(本土)、2つの電話番号が1枚に収まったプリペイドSIMカードのお話に戻ります。
この手の商品は、中国聯通というキャリアが販売しています。おそらく広東省、香港限定でしょう。複数の地域で出ており、パッケージも仕様も異なるため若干複雑です。 下記に商品の特徴、仕様をまとめてみました。
◆如意中港通
本来、香港向けに発売された商品。発売元は中国聯通の香港法人である聯通国際通信とChina Motion
Telecomの連名になっています。中国(本土)の電話番号は、シンセン市の他、複数の発行地があるようで、同じ商品でありながら中国(本土)の電話番号の発行地によって仕様が異なり、シンセン版のみマカオでのローミング対応しています。おそらく発行地は、広州市、シンセン市、東莞市などの広東省内の主要都市でしょう。
中国(本土)の電話番号の発行地によってパッケージも異なるようです。香港側の番号は聯通国際通信またはChina Motion
Telecomのものだと思いますが、両社とも、自前の施設を持たない仮想移動体サービス事業者(MVNO)ですので、事実上、別の大手キャリアの番号が付いています。テストしたパッケージでは「Peoples」のものでしたが他にもあるかもしれません。
「Peoples」はGSM1800MHzのサービスを提供していますので、GSM900MHzだけでなく1800MHzをサポートする携帯電話が必要になります。パッケージにはSIMカード、PUK等を記載したユーザーカード、HK$50の通話カード、説明書がセットになっています。
通話カードが別に付いていますから、まず、開通作業として通話カードを登録する必要があります。他の製品と比較すると長距離通話がやや高めの料金設定ですが、バランスの取れた仕様だと思います。
◆如意香港通 中国聯通有限公司シンセン分公司発行版
中国(本土)向けに、中国聯通有限公司シンセン分公司が発売した御当地プリペイドSIMカードの1つです。本来の販売はシンセン市限定だと思います。当たり前ですが、中国(本土)の電話番号の発行地はシンセン市になります。特徴としては
通話以外の機能が充実している点です。パッケージにはSIMカード、PUK等を記載したユーザーカード、説明書がセットになっています。通話カードは付属せず、予め50元分の通話料が組み込まれた仕様です。
◆如意香港通 中国聯通有限公司広東分公司発行版
中国(本土)向けに、中国聯通有限公司広東分公司が発売した御当地プリペイドSIMカードの1つです。本来の販売は広州市とその周辺限定の商品ではないかと思います。説明書の記載を見る限り、中国(本土)の電話番号には複数の発行地があるようで、広州市はその1つです。パッケージにはSIMカード、PUK等を記載したユーザーカード、説明書がセットになっています。通話カードは付属せず、予め50元分の通話料が組み込まれた仕様です。
説明書には英語での記載もありますが、説明書自体分かり易いとは言えない代物です。他と比べると仕様もパットしませんが、何か説明書に記載されていない機能がありそうな気もします。
モバイラーズ・リパブリックでは「聯通国際 如意中港通」の取扱いを開始しました。
当店取扱い商品の仕様は、下表の「如意中港通」の欄をご覧下さい。
通話料は、香港、中国広東省、中国広東省外、国際電話(香港から)、国際電話(中国本土から)と発信場所で分けて記載しております。
機能、通話料、通信料などの仕様をまとめました。(2005年7月現在)
| 商品名 | 如意中港通 | 如意香港通 | 如意香港通 |
| 発行元 | China Unicom(国際) China Motion Telecom |
China Unicom(シンセン) | China Unicom(広東) |
| 中国番号の帰属 | China Unicom(様々) | China Unicom(シンセン) | China Unicom(様々) |
| 香港番号のキャリア | Peoples、他? | 不明 | 不明 |
| 説明書 | 中国語(繁体) | 中国語(簡体) | 英語・中国語(簡体) |
| キットに含まれる通話料 | HK$50(通話カード同封) | 50元 | 50元 |
| 基本料金 | HK$0/月 | 0元/月 | 0元/月 |
| 初期有効期限 | 90日 | 90日 | 90日 |
| 香港内で使用 | |||
| 通話料 | HK$0.55/分 | 0.55元/分 | 0.55元/分 |
| 着信料 | HK$0.55/分 | 0.55元/分+0.07元/6秒 | 0.55元/分+0.07元/6秒 |
| 長距離通話(本土内) | 001:HK$0.07/6秒(注1) 16401:HK$0.85/分 |
001:0.07元/6秒 16401:HK$0.85/分(注1) |
001:0.07元/6秒(注1) 16401:HK$0.30/分 |
| SMS(中国、香港へ) | HK$0.50/通(受信無料) | HK$0.50/通(受信無料) | - |
| 中国本土、広東省で使用 | |||
| 通話料 | HK$0.55/分 | 0.55元/分 | 0.55元/分 |
| 着信料 | HK$0.55/分+0.07/6秒 | シンセン市:0.55元/分 他:0.55元/分+0.07元/6秒 |
帰属地:0.55元/分 他:0.55元/分+0.07元/6秒 |
| 長距離通話(香港へ) |
HK$0.20/6秒(注1) 17911: 帰属地:HK$0.99/分 他の広東省:HK$2.05/分 |
0.20元/6秒 17911:0.99元/分 |
0.20元/6秒 17911:0.99元/分 |
| 長距離通話(本土内) |
HK$1.25/分 17911:HK$0.85/分 |
0.07元/6秒 | 0.07元/6秒 |
| SMS(中国、香港へ) | HK$0.50/通(受信無料) | HK$0.50/通(受信無料) |
中国聯通同士:0.10元/通 中国聯通以外:0.15元/通 国際SMS:0.8元/通 (受信無料) |
| 中国本土、広東省外で使用 | |||
| 通話料 | HK$0.80/分 | 0.80元/分 | 0.80元/分 |
| 着信料 | HK$0.80/分+0.07/6秒 | 0.80元/分+0.07元/6秒 | 0.80元/分+0.07元/6秒 |
| 長距離通話(香港へ) |
HK$0.20/6秒(注1) 17991:HK$2.30/分 |
0.20元/6秒 17911:0.99元/分 |
0.20元/6秒 17911:0.99元/分 |
| 長距離通話(本土内) |
HK$1.50/分 17991:HK$1.10/分 |
0.07元/6秒 | 0.07元/6秒 |
| SMS(中国、香港へ) | HK$0.50/通(受信無料) | HK$0.50/通(受信無料) |
中国聯通同士:0.10元/通 中国聯通以外:0.15元/通 国際SMS:0.8元/通 (受信無料) |
| マカオ 注3 | |||
| 通話料 | HK$9.00/分 | - | - |
| 着信料 | HK$6.50/分 | - | - |
| 長距離通話(香港へ) | 001使用:8.80元/分 | - | - |
| 長距離通話(本土内) | 001使用:10.00元/分 | - | - |
| 国際電話(香港から) | |||
| IDD001 マカオ・台湾 | HK$0.20/6秒(注1) | 0.20元/6秒 | 0.20元/6秒(注1) |
| IDD001 その他の国 | HK$0.80/6秒 | 0.80元/6秒 | 0.80元/6秒(注1) |
| 国際電話(中国本土から) | |||
| 17911 マカオ・台湾 | HK$1.50/分 | 0.99元/分(1.50元/分 注2) | 0.99元/分(1.50元/分 注2) |
| 17911 アメリカ・カナダ | HK$2.60/分 | 2.60元/分(注1) | 2.60元/分(注1) |
| 17991 その他の国 | HK$3.60/分 | 3.60元/分(注1) | 3.60元/分(注1) |
| 193 マカオ・台湾 | HK$0.18/6秒 | - | - |
| 193 その他の国 | HK$0.72/6秒 | - | - |
| IDD00 マカオ・台湾 | HK$0.20/6秒 | HK$0.20/6秒 | 0.20元/6秒 |
| IDD00 その他の国 | HK$0.80/6秒 | HK$0.80/6秒 | HK$0.80/6秒 |
| その他のサービス | |||
| 登録した番号への割引 | - | 8個まで | - |
| セルブロードキャスト | - | ○ | - |
| SMSオプションプラン | - | 120通まで10元/月など | - |
注1 説明書に記載はありませんが、おそらくこの通話料が適応されるはずです。
注2 現在割引サービスがあるようで、この料金が本来の通話料のようです。
注3 「如意中港通」の中国(本土)の電話番号がシンセン市発行のもののみ対応。
下記のSIMカードの解説ページも用意しております。
SIMカードの日本語簡易説明書をご用意しております。こちらの説明書は簡易版で、商品お買い上げのお客様に配布しているものとは内容が異なります。