通話だけじゃない海外携帯電話 SMS、WAP、MMS、データ通信
GSM、3G携帯電話のSMS、WAP、MMS、データ通信(GPRS)などの便利な機能を解説します。
海外携帯電話には、SMS、MMS、データ通信(GPRS)などの便利な機能、サービスがあります
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GSM、3G携帯電話のSMS、WAP、MMS、データ通信(GPRS)などの便利な機能を解説します。
海外の携帯電話では、通話だけでなく、「SMS」、「MMS」などの文字メッセージサービスやE-mailの送受信、「WAP」と呼ばれるコンテンツ閲覧サービス(i-modeのようなもの)、 「CSD」、「GPRS」などのデータ通信を利用する事も可能です。
海外携帯電話は、日本の携帯電話同様に単に通話に利用するだけでなく、文字や画像メッセージを交換したり、情報サイトを閲覧したり、PCと接続してデータ通信を行う事も可能です。ただし、日本の携帯電話と大きく異なる点は、 日本の携帯電話は基本的にこのようなサービスを受けるための設定が予め本体にさせれいるのに対して、海外の携帯電話は、基本的に設定はされていません。
このようなサービスの設定は使用するSIMカード(通信会社)によって設定が異なるため、特に対象するSIMカードが決まっていないSIMフリーの携帯電話は、世界中のSIMカードが利用できるため、出荷時に設定を組み込むことが困難である ることが理由の1つになっています。(通信会社が販売する携帯電話、販売地域が絞られる携帯電話などは、予めいくつかの通信会社用の設定が組み込まれている場合もあります。)
このようなサービスを利用するには設定が必要なため、敷居の高いものになっていますが、便利なサービスですので一度チャレンジしてみては如何でしょうか? 携帯電話会社に持ち込んで設定してもらうのも良いと思います。(不慣れな機種だったり、読めない言語のメニューだと断られる場合もありますが・・・。)
殆どのGSM携帯電話は、携帯電話同士のメッセージサービス「SMS」をサポートしています。「SMS」は、携帯電話同士で行なうメールサービスのこと で、海外ではたいへん人気があり、手軽なメールサービスとして広く普及しています。通常、相手の電話番号をアドレスとして使用してメッセージを送信します。 送信できる文字はアルファベットを初め様々な文字の送信が可能ですが、送信者、受信者、お互いの携帯電話本体とお互いの通信会社側の施設がその言語に対応していないと文字化けを起こす場合があります。 (携帯電話本体が日本語の入力・表示をサポートしていることが前提ですが、海外の通信会社のSIMカードでも日本語のSMS送受信も可能なケースもあります。)
また、「SMS」を拡張し、画像などの送信をサポートした「EMS」というメッセージサービスも存在します。
使用するSIMカードによっては「SMS」経由でE-mailの送受信が可能な場合もあります。このようなサービスがある場合は、「電話番号@ドメイン」といったE-mailアドレスが貰えます。
「SMS」や「EMS」を利用するには、携帯電話とSIMカード(通信会社)の両方が「SMS」や「EMS」をサポートしている必要があります。勿論、送信相手にも同じ事が言えます。
使用するSIMカードによっては国内だけでなく、海外へ携帯電話への送信可能な場合もありますし、海外ローミング中に「SMS」を利用できるSIMカードもあります。ちょっとした連絡に便利なサービスですので
「SMS」や「EMS」の利用には携帯電話側には、ゲートウェイの電話番号の設定が必要ですが、通常はSIMカードを挿入すれば、自動的に携帯電話本体に読み込まれますので、余り意識する必要はありません。
GSM携帯電話中には、「CSD」、「GPRS」などの方式のデータ通信機能をサポートするものがあり、このデータ通信機能を利用して、コンテンツサイト閲覧サービスである「WAP」(i-modeみたいなものです。)、画像等が送信可能なメッセージサービス「MMS」 、E-mailなどのサービスを楽しむ事ができます。WAPサイトにアクセスして情報を閲覧したり、着メロやJavaアプリをダウンロードしたり、内蔵のデジカメで撮った写真を友達にMMSで送ったりと、通話以外に様々なサービスが受けられます。
これらのサービスを「ガス」に例えるなら、「CSD」や「GPRS」はガスのパイプを引く機能に相当します。中を流れるガスは、データに相当します。ガスは、煮炊き(コンロ)に利用したり、暖房(ガスヒーター)に利用したり、 シャワー(湯沸し器)に利用したりと様々な利用が可能です。GSM携帯電話も同様で、ガスのパイプ(CSD、GPRS)を流れるガス(データ)を「WAP」、「MMS」、 「E-mail」などのサービスの形で利用することが出来ます。 「WAP」、「MMS」、「E-mail」は、ちょうどガスコンロやガスヒーターに相当することになります。
「CSD」、「GPRS」は、データ通信必要な接続(ガスのパイプ)を構築するデータ通信機能です。データの流れる作る機能ですから一番の根幹を成しているとも言えます。
◆CSD
「CSD」は、9.6Kbpsまたは14.4Kbpsの通信速度でデータ通信可能な回線データ交換方式です。「CSD」を更に高速化した「HSCSD」なるものも存在します。「HSCSD」の理屈は簡単で、「CSD」で作られる接続(ガスのパイプ)を一度に4本作り、3本を受信、1本を送信に利用することで高速化しています。つまり、ベースのパイプが9.6Kbpsなら、受信は9.6×3=28.8Kbps、送信は9.6Kbpsとなります。
「CSD」、「HSCSD」は、アクセスポイントの電話番号を入力して、アクセスポイントにダイアルアップするイメージになります。PCにモデムを接続してISPに繋ぐイメージに似ています。回線もアナログ、ISDNの両方に対応しています。アクセスポイントは、通信会社が用意した専用アクセスポイントにのみ接続できる場合と、任意のアクセスポイントを利用できる場合があり、使用するSIMカードによって異なります。任意のアクセスポイントが利用できるなら、 一般のダイアルアップ型のISPをアクセスポイントとして利用する事も可能です。ただし、通信会社が用意したアクセスポイントなら、通常インターネットの他、通信会社が用意したコンテンツサーバーやゲートウェイにも接続できますので、「WAP」や「MMS」などの通信会社が用意したサービスを利用するならこちらの方が無難です。「CSD」は通常、接続時間に応じて課金されます。
「CSD」、「HSCSD」を利用するには携帯電話本体とSIMカードの両方が機能をサポートしている事が条件となります。
◆GPRS
「GPRS」は、「CSD」より高速な汎用パケット無線サービスです。理論上は最大で(上り下り合わせて)171.2Kbpsの通信速度でデータ通信が可能です。一定の太さの接続(ガスのパイプ)を一度に複数作ることで高速な通信が可能になっています。太い接続(太いガスのパイプ)の一度にたくさん作れば作るほど高速な通信が可能ですが、作ることができる接続の太さ(ガスのパイプの太さ)と(ガスのパイプの)本数は携帯電話本体の仕様とSIMカードに仕様に依存しています。
また。「GPRS」を更に高速にした「EDGE」と呼ばれる規格も存在します。「EDGE」では、理論上、最大で384Kbpsの高速通信が可能です。
「GPRS」、「EDGE」では、通信会社(SIMカードの発行元)が専用のアクセスポイントを用意しています。一般的なISPのアクセスポイントなどは利用できません。通常、専用のアクセスポイントに接続するとインターネットと通信会社が用意したコンテンツサーバー、ゲートウェイにアクセスできます。専用のアクセスポイントを使用する必要があるため、柔軟性に欠け、通信会社側の施設に依然する部分が多いため、トラブルもあります。 なお、「GPRS」、「EDGE」では、通常、実際に流れたパケットの量(KB)に応じて課金されます。課金方法もガスと似ています。
「GPRS」や「EDGE」を利用するには、携帯電話本体とSIMカードの両方が機能をサポートしている事が条件となります。また、通信速度も携帯電話、SIMカードの仕様や電波条件に依存します。
「CSD」、「HSCSD」、「GPRS」、「EDGE」などのデータ通信技術は、携帯電話に組み込まれた様々な機能のデータ回線として利用できます。 これは、ブロードバンドだけでは、何もできませんが、ブロードバンドとPCとブラウザ、E-MAIL、メッセンジャーソフトなどを組合わせれば、様々なことができることと似ています。 「CSD」、「HSCSD」、「GPRS」、「EDGE」は、GSM携帯電話では、コンテンツ閲覧サービス「WAP」、マルティメディアメッセージサービス「MMS」、「E-mail」などのデータ回線として利用されています。
◆WAP
WAPは、i-modeのようなコンテンツ閲覧サービスですので、馴染みがあるかと思います。対応する携帯電話にはWAPブラウザーが組み込まれており、URLを入力してコンテンツにアクセスします。 「WAP」を利用する場合は、必ず対となるデータ通信回線(ガスのパイプ)が必要です。 「CSD」で「WAP」を使用することも、「GPRS」で「WAP」を利用する事も可能ですが、「HSCSD」、「GPRS」、「EDGE」などの高速な回線(ガスのパイプ)を使用した方が快適です。一般的には「GPRS」が良く使われます。
WAPサイトは、携帯電話に内蔵された「WAPブラウザー」で参照しますが、WAPブラウザーから直接WAPサーバー(WAPサイト)にアクセスするのではなく、「WAPゲートウェイ」と呼ばれる一種のプロキシを介した間接的なアクセスになります。 これは、WAPブラウザーがシンプルで、WAPゲートウェイに大部分の処理を依存しているからです。
「WAP」を利用するには携帯電話本体とSIMカードの両方が機能をサポートしている事が条件となります。

◆MMS
MMSは、画像や動画、音楽の送受信も可能なメッセージサービスです。デジカメで撮影した写真を送る他、コンテンツのダウンロードなどにも利用されます(欲しい待受画面を選ぶと、MMSで送信されるなど。)。
「WAP」と異なり、「CSD」はサポートしておらず、「GPRS」と組合わせて使います。
「MMS」を利用するには携帯電話本体とSIMカードの両方が機能をサポートしている事が条件となります。
◆E-mail
GSM携帯電話で言う「E-mail」は、一般的な日本の携帯電話のE-mailと異なり、パソコンのE-mailに近いイメージになります。
E-mailアドレスは、通信会社が用意してくれる場合もありますが、通常は、手持ちのE-mailアドレスを使います。パソコンのように、携帯電話に手持ちのE-mailアドレスの情報を設定し、送受信を行ないます。
通信会社から与えられるE-mailアドレスだけでなく、一般のISPなどのE-mailも設定できますので柔軟な仕様になっています。
E-mailは、「CSD」、「GPRS」と組合わせて使いますが、「CSD」をサポートしていない携帯電話も多いようです。
ただし、ISPなどのE-mailアドレスをGSM携帯電話に設定する場合は注意が必要です。通常、ISPから与えられるE-mailアドレスは、ISP以外の回線から接続した場合、メール送信できないようになっています。 これは、スパムメールの中継を防止する意味でのセキュリティですが、この場合は、SMTP認証、Pop before smtpなどの認証機能を携帯電話に設定する必要があります。 ISPのE-mailアドレスが、認証機能をサポートしていない場合は、GSM携帯電話用のE-mailアドレスとして利用できません。
「E-mail」を利用するには携帯電話本体が機能をサポートしている事が条件となります。
「CSD」、「HSCSD」、「GPRS」、「EDGE」などのデータ通信機能をサポートする携帯電話の多くは、PCと繋いでのデータ通信モデムとして利用する事も可能です。 PCからインターネットに接続できると用途は広がりますが、どうしても流れるデータ量や接続時間が大きくなりがちですので、通信費には気をつけないといけません。
「CSD」などでも接続は可能ですが、やはり快適さを考慮すると「GPRS」を利用するのが一般的です。
また、「CSD」、「HSCSD」、「GPRS」、「EDGE」などのデータ通信機能をサポートするGSM携帯電話でも、モデムを内蔵していないものは、PCと接続してデータ通信はできません。 「WAP」、「MMS」など携帯電話上の機能のためのみに「CSD」、「HSCSD」、「GPRS」、「EDGE」などのデータ通信機能をサポートするGSM携帯電話をありますので注意が必要です。
「データ通信」を利用するには携帯電話本体とSIMカードの両方が機能をサポートしている事が条件となります。
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